・2017年の冬至はいつ?かぼちゃとゆず湯の由来とは?
今年のカレンダーも、残り1枚となりました。
12月には、1年で最も日が短くなる日の「冬至」があります。
「冬至」とは、二十四節気の第22節目で、春分、夏至、秋分と共に四季の中央におかれた中気のことです。北半球において太陽の位置が一年でもっとも低くなる日なので、日照時間がもっとも短くなります。この冬至の反対が一年でもっとも日が長くなる日「夏至」となります。
冬至の中でも、新月と冬至が重なる日のことを「朔旦冬至(さくたんとうじ)」と言い、月と太陽が復活する日として、非常におめでたい日となります。
2017年の冬至はいつ?
冬至は、太陽暦の12月22日ごろに始まり、小寒=1月6日ごろの前日までの約15日間または、この期間の第1日目を指します。
2017年の「日付としての冬至」は、12月22日(金)
2017年の「期間としての冬至」は、12月22日(金)~1月6日(土)ごろの前日までとなります。
なぜ、かぼちゃを食べるの?
一年でもっとも太陽の力が弱まる日ですが、以後は再び太陽の力が強くなることから「一陽来復」と言われ、この日を境に運が上向くとされています。更に運が良くなるようにと、「ん」のつく物を食べるようになりました。これを「運盛り」と言い、れんこん、にんじん、ぎんなん、きんかん、かんてん、うどん(うんどん)など「ん」が2つ入っているものが食べられてきました。
冬至に食べると良いとされるかぼちゃには、「ん」が付いていません。ですが、かぼちゃを漢字で書くその理由が分かります。「南瓜」と書き「なんきん」と読み、「ん」が2つ入っているので運盛りとなるわけです。かぜ予防に効果的なビタミンAとカロチンが豊富に含まれている事も冬至に食べられるようになった理由のひとつではないでしょうか?
なぜ、ゆず湯に入るの?
ゆず湯に入るようになったのは、江戸時代初期の頃。
冬至=「湯治(とうじ)」とゆず=「融通」を語呂合わせしたことからゆず湯に入られるようになった…という説もあるようですが、もともとは運を呼び込む前に厄払いするための禊(みそぎ)から始まったと考えられています。
お風呂に入る時にゆずを2~3個入れると、ほのかな香りに包まれ、身体の芯からぽかぽかと温まります。ゆずの皮には、芳香油・クエン酸・ビタミンCが多く含まれており、冷え性や湯冷めを緩和してくれる効果があります。
冬至には、かぼちゃを食べ、ゆず湯に浸かって無病息災を祈りましょう!
