・夏風邪にご用心!手足口病は大人も発症します!
暑い日が続き、知らず知らずに疲れが溜まりやすいこの時期に注意したいのが夏風邪の一つ「手足口病」です。
手足口病とは、手のひら、足の裏、口の中に痛みを伴う発疹が現れる夏風邪です。発症した場合、3割程度は発熱を伴います。手足口病を発症するのは乳幼児が多く、子どもを持つ親にはよく知られた病気です。しかし、子どもだけではなく大人でも発症するので注意が必要です。 しかも手足口病は、子どもより大人のほうが重症化しやすいと言われています。
次のような症状が見られたら手足口病かもしれません。勝手に自己判断せず、早めに医療機関を受診しましょう。
・口内炎ができており、手や足にも発疹のようなものが出ている
・口の中が痛く、熱がある
・なんだかよくわからない発疹が、手足やほかの箇所に見られる
・風邪の前触れのような悪寒がある
・全身がだるい
・関節痛や筋肉痛を感じる
手足口病は抗ウイルス薬はないため、発症した場合は熱を下げたり、発疹の痛みを抑えたりする解熱鎮痛剤による対症療法が中心となります。多くの場合は、一週間程度で治っていきます。
・予防方法は?
◆手洗い、うがいは念入りに◆
手足口病は基本的には飛沫感染です。他の風邪と同様発症した人の唾液などが口の中に入らないようにしましょう。
◆長時間の日焼けは避ける◆
日焼けをすると免疫力が落ちることがわかっています。海水浴などのレジャーに出かける際、日焼け対策はきっちりと行ないましょう。
◆睡眠はしっかりとる◆
寝不足の状態だと免疫力は明らかに落ち、風邪にかかりやすくなります。暑さのために寝苦しいことも多いかもしれませんが、適宜エアコンを使うなどして、良質の睡眠を十分確保するようにしましょう。
◆暴飲暴食もNG!◆
腸は免疫力を生み出す要ですから、腸が疲れると免疫力もガクンと落ちてしまうのです。食べ過ぎ、飲み過ぎに注意し、バランスの取れた適量の食事をとるようにしてください。