・『東京オリンピック・パラリンピック』はいよいよ!
2020年の東京オリンピック・パラリンピックは、開幕まで500日を切りました。
また先日の9日には観戦チケットの申し込み受付が開始されたようです。
いよいよオリンピックムードに!
応援する私たちも楽しみですね。
オリンピックの誕生
1896年に始まった近代オリンピック。その前身となったのは古代ギリシアで行われていた「オリンピア祭典競技」、いわゆる古代オリンピックです。
古代オリンピックが始まったのは、考古学的な研究によって紀元前9世紀ごろとされています。
現代のオリンピックは世界平和を究極の目的としたスポーツの祭典ですが、古代オリンピックはギリシアを中心にしたヘレニズム文化圏の宗教行事でした。
オリンピックが4年に1度開かれる理由
オリンピックが開催されるのは4年に1度。その理由にはいくつかの説があります。
最も有力なのは、古代ギリシア人が太陰歴を使っていたからという説です。
現代、一般的に使われている太陽暦の8年が、太陰暦の8年と3カ月にほぼ等しいことから、8年という周期は古代ギリシア人にとって重要な意味をもっていたのです。
暦を司るのは神官であり8年ごとに祭典が開かれるようになり、後に半分の4年周期となりました。太陰暦では49カ月と50カ月間隔を交互にして開催されていたようです。
最初のオリンピック種目
古代オリンピックで最初に行われた競技は、1スタディオン(約191m)のコース を走る「競走」でした。
オリンピアの聖地には、競走のための「スタディオン」が築かれていました。
スタディオンは長さ約215m、幅約30mの広場を高い盛り土がスタンドのように囲んだ施設(貴賓席として白い大理石のベンチも用意されていた)です。
1スタディオンという距離は、このスタディオンの競技場が基準となった単位なのです。
紀元前776年の第1回大会から紀元前728年の第13回大会まで、古代オリンピックで開かれていたのは競走1種目だけでした。
1スタディオンはゼウスの足裏600歩分に相当し、ヘラクレスがこの距離を実測したとも伝えられています。
観戦チケットの取り方は?
5月9日、東京2020組織委員会は、2020年東京オリンピック観戦チケットの抽選申込受付を開始しました。
全33競技339種目のほか、開会式・閉会式も対象です。
抽選申込受付は公式サイトから5月28日(火)の23時59分までとなり、抽選結果は6月20日(木) に発表されます。
現地観戦されたい方は是非お申し込みを!