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・「早生まれ」は有利?不利?

「早生まれ」とは一般的に1月~4月1日に生まれた子の事を言います。

赤ちゃんの頃は、生後5ヶ月、生後12ヶ月などと、「月齢」を単位として考えますが、幼稚園や保育園に入ると「年齢」を基準にするようになります。

では、「早生まれ」に有利、不利はあるのでしょうか?気になる疑問を解決していきましょう!

 

  「早生まれ」ってどうして4月1日まで?

1月1日から3月31日が早生まれと思っている方も多いと思いますが、これは学校教育法の第一章、第十七条に記載があり、簡単に言えば小学1年生になるには6歳になった翌日以降に4月1日を迎えることが条件となっているため、その学年の最初の誕生日となるのは4月2日からとなることが由来しています。

 

  扶養控除にも差があるの?

所得税や住民税の扶養控除は年齢に応じて扶養控除額が異なります。

こちらは、12月31日の時点での年齢が適用されるため、例えば高校1年生になった年には遅生まれのいる家族は受けられても、早生まれのいる家族は子供が16歳になっていないため受けれないといったことになります。

また、1年遅れで早生まれの子を持つ家庭も受けられることになりますが、本人が就職してしまえば扶養からは外れてしまうため、遅生まれと違い扶養控除を受けられる期間が短くなってしまうデメリットが生じます。

 

  保育園に入れない?!

認可保育園の入園はすでに生まれている子供が基本的には対象となります。また、認可保育園の入園は4月から始まりますが、入園の申込みは前年の秋頃から始まるため、早生まれの方は0歳児クラスへの申込みができないと言ったデメリットが生じることがあります。

 

  生涯賃金が長くもらえる

企業によって60歳や65歳など定年となる年齢に違いがありますが、定年退職の日についても違いがあります。

定年となる歳を65歳と仮定すると、65歳となる3月末を定年とする会社もあれば、誕生日を定年とする会社もあります。

そのため、誕生日を定年とする場合には4月の遅生まれの人と3月生まれの早生まれの人では最大11ヶ月の雇用年数に差が出てきます。

また、退職金も企業によってはない場合もありますが、退職金がある場合にはその会社から支給された総額に比例して多くなる傾向にありますので、早生まれの人は遅生まれの人よりも退職金が多くもらえる可能性があります。

 

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